木材利用の変遷
原始時代、あるいは現在でも開発途上地域では、木材は燃料と簡単な住居用に使われるだけで、開拓時代は森林はむしろ邪魔者扱いされていました。
そうしたことが現在も大きな問題となっており、熱帯林の乱伐、そして砂漠化がとめどなく進んでいるという事態を招いています。
数千年前に発生した世界の四大文明をはじめ、多くの国家はおそらく砂漠や森林のないところにできたものではなく、森林は人々の生活に最も密接な関係にあったでしょう。
それは偉大な文化の開発に、また戦争の物質にと、極めて大きな役割を果たしてきたでしょう。
それゆえにこそ、それらの跡地は森林が伐りつくされ、砂漠化してしまったのです。
杜甫の詩に「国敗れて山河あり」とありまするが、事実は山はあれども木はなくなり、砂漠となってしまいました。
つまり、「山荒れて国滅ぶ」といいたいのです。