六壬式盤の世界観
江戸時代には、一部の学者の間で、明清代の三式の研究が行なわれていました。
しかし、占いに実用されることはあまりなかったようです。
六壬式占で利用された天地式盤(堪輿盤)には、古代の中国人がいだいた天文観・時節観・方位観などのさまざまな世界観が凝縮されています。
六朝期の銅製式盤は、すでに様式化が進み、もとの意味が薄くなっているので、後漢初め(32年)ごろの朝鮮楽浪の王肝墓から発見されたもので説明してみましょう。
まず天盤の円形、地盤の方形は、天円地方の考えにより、天盤が七圏、地盤が六圏に分けられるの臓、七衡(太陽の道筋)六間の説に基づいています。
地盤の四方の籠子虚・器職卯房など四卦四門が閉じ、四角の乾(天門)、艮、鬼門など四卦四門が天盤に達するのは、四凶放窟の考えによります。
天盤の中心は不動の北極星に擬せられ、第一圏の斗はそれを周る北斗七星を象ります。